基幹システム虎の巻

今さら他人に聞けない「販売管理システム」。その本当の価値とは?

2020.07.29

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「販売管理システム」と聞くと、システム担当者は、大きく分けて2つの反応をします。一つは「あれで販売上の手作業が減って本当に楽になった」と微笑む方。もう一方は「導入に失敗して上司に大目玉を食らった」などと苦々しく思い出す面々。「販売管理システム」には見積もりから納品までの業務を効率化し、データ分析をマーケティングにも活かせるなどのメリットがある反面、実は導入失敗が多い領域でもあるのです。今やビジネスに欠かせない「販売管理システム」ですが、どんなシステムで、実際に導入する価値はあるのか、どうすればうまく導入できるのかを考えてみましょう。

「販売管理」。この面白くも、手のかかる仕事。

そもそも販売管理とは、「いつ、誰に、何をいくつ、いくらで販売し、代金をいつ回収するか」を管理することです。ビジネスの醍醐味を直接感じられる業務ではあるものの、手作業には限界があります。個人商店であれば、店主が一人で管理できるかもしれませんが、ビジネス規模が大きくなるに従い、全体像を把握しにくくなるのも事実。その結果、過剰在庫や品不足といったトラブルが生じる隙が生まれてしまうのです。こうしたミスを防ぎ、販売に関するデータを管理するために誕生したのが「販売管理システム」です。

膨大な手作業の手間を「販売管理システム」が解消。

「販売管理システム」の大きなメリットと言えば、膨大な作業の手間を省いてくれることでしょう。手作業で行っていた膨大なデータ入力を思い出してください。人間が入力する以上、細心の注意を払ってもミスは起き、またミスがあるかどうかの確認・校正作業にも、やはり人の手が取られてしまいます。これらのデータが自動で入力されれば、本来、人にしかできない業務に集中でき、仕事の効率は飛躍的に高まるはずです。また請求、回収など販売における重要な部分の記録漏れもなくなり、確実な販売管理と業務の負担軽減が可能になります。

売上実績を分析すれば、明日の戦略が立てられる。

「販売管理システム」の二つ目の大きなメリットは、「販売分析」ができることです。販売データを一元的に管理し、数年にわたるデータを分析できるため、今後の販売戦略や売上予測をより正確なものにできるようになるのです。たとえば「この地域では高齢者層が多いため、シニア向け商品が売れる」「購入時期と商品の耐久年数から、買い換えの波は〇日後に来る」など、予測を活かしたマーケティングも展開できます。勘頼みの経営から、データ分析による経営へのシフトは、販売管理システムが牽引すると言っても過言ではありません。

販売管理システム導入の課題

連携が前提のシステムだけに構築は骨が折れるもの。

上記のように、業務効率化と経営戦略に不可欠の「販売管理システム」。ただ販売管理を正確に行うためには、POSシステムや顧客管理システムなど、すべての業務システムと連携しておく必要があります。そしてこの連携システムの構築こそ難解なものなのです。
というのも、システムが複雑化すると、維持管理費用が高騰するのみならず、障害も起きやすく、システム自体の信頼性も低下してしまうためです。最善策としては、販売管理業務全体をカバーできる網羅性の高いシステムを基盤にして、優れた単一システムを連携させるのがよいでしょう。これによってスムーズに稼働し、会社全体の利益率向上にも繋がるはずです。

【まとめ】

販売管理システムは、従来の手作業のほとんどを自動化でき、販売に関する情報管理を一元化できる優れた仕組みです。データが販売戦略の鍵を握るデータマイニングの時代、販売管理システムをうまく活用できれば、変化に対応した経営の舵取りが可能になることでしょう。他のシステムとの連携をスマートに行い、保守コストも抑えられれば、経営者にとって頼もしい右腕になってくれるはずです。

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